医療事務 勉強法

医療事務の仕事が順調にいったら、ゆくゆくは結婚をしたいというのが女性の夢ですよね。愛知県にお住まいの方でしたら、あまり馴染みはないかもしれませんが、実は安城の結婚式場は素敵なんです!まだ見学にいったことがないという方は是非とも一度足を運んでみるべきだと思います。ウェディングドレスを着たら、やっぱり再び病院で働き出す毎日があるわけなんですが、それでもやっぱり結婚は大事なものだと一般的には言われています。

倍率100倍?実は大変な医療事務就職活動について

「医療事務のスタッフに応募しようと思うんですけど、だいたい倍率はどのくらいですか?」という質問を受けたので、正直に「この間正職員で1人、募集しましたが200人くらい応募していましたよ。」と答えると、その方はショックを受けていらっしゃいました。

そうなんです、本当に激戦なんですよね・・・・正職員の採用というのは。医事課のスタッフは正職員であれば、昇給もしますし、教育を受ける機会も与えてもらえます。また、福利厚生というのも医療業界は他の業界と比較すれば整っているということもあって、正職員はどうしても激戦になってしまうんでしょうね。また、小さなクリニックよりも大学病院のような大規模病院では医療事務のスキルを向上させるチャンスがたくさん転がっています。例えば色々な診療科のレセプトを勉強することが出来ますし、法制度が改正されたときには勉強することもできます。ご自身が医療事務スタッフとして成長出来ることを考えたら大きな病院での正職員を狙うことは一番の近道なのかもしれませんね。

でも、本当に倍率は高いです。また、応募をしてきた方はほとんどの方が医療事務の資格を持っていらっしゃいましたし、少なくとも3年以上の経験がある方ばかりでした。人当たりも良く、前職でしっかりと勉強したりコミュニケーションのスキルを磨いてきたんだな、ということが伺える方が多かったように思えます。

そんな中で、正職員として採用されるには何が必要なのでしょうか?それは「どのような人の後任なのか?」ということなのではないか、と私は思います。この前正職員を1名募集した時なんですが、それは10年以上勤めていた大ベテランさんの後任だったんです。すると、やはりその大ベテランさんと同じだけのスキルを持った人を求めるわけです。若いムードメーカー的な男性の職員さんの後任を募集したときには、やはり明るくて楽しそうな雰囲気を持った方を採用したように思います。このように「どのような人の後任なのか?」ということは意外と重要だと思います。

ですから、もしご自身が内定をもらえなかったとしても、決してご自身のせいにしないでいただきたいのです。こればかりはご縁です、としか言いようがありません。

残業は?お休みは?医療事務スタッフの待遇を知りたい!

意外に思われるかもしれませんが、「医療事務ってどうなんですか?」と質問なさる方はほとんどが「どうやったらなれるの?」「お仕事の内容はどういうものなの?」という質問がほとんどなんですよね。待遇面の質問はほとんどされたことがありません。みなさん、私に遠慮なさっているんでしょうね・・・・きっと。でも、せっかく頑張って資格を取った(もしくは取ろうと頑張っている)のであれば、お仕事の待遇面は気になるところだと思うんですよ。特に家庭がある人にとっては「残業ってあるのかしら?」というのは気になるところなのではないでしょうか?」

残業については正職員については「あります」とはっきりと言えます。パートさんや派遣さんについては「ない」ということも言えるでしょう。そもそも、病院というのは診療時間内は非常に忙しいものでして、受付に来る患者さんの対応をしたり、電話でのお問い合わせに答えたり、予約の受付や会計業務、掃除や後片付け、レジの清算業務などを怒涛のように片付けていくわけです。最近では自動受付機なんかを導入したもんですから、患者さんに対して機械の使い方をお教えする仕事もあります。加えて、新しく入ってきた新人のスタッフさんは覚えることが沢山出てくるでしょうし、私のような古いスタッフは新人の教育係をしなくてはいけません。

ですから、診療報酬の請求業務、つまりレセプト業務はどうしても診療時間の後に行う必要があるわけです。これは診療時間が終わった後に自分の担当しているものを行うのですが、月末から翌月の10日までが締め切りなので、その間は必ず残業する必要があります。物凄く忙しい時はピザをみんなで頼んだりしてますよ。もう、出前食べなきゃやってなれない!というのがこの時期の正直な気持ちです。まあ、残業のお手当はしっかりとつく病院がほとんどだと思いますので、そのあたりも医療業界で働くメリットかな、と思います。

でも、10日が過ぎれば残業はありません。そのあたりが「読める」のがこの仕事の良いところなのかもしれませんよね。また、医療機関というのは日曜日は必ずお休みになりますので、休日が必ず確保できるのも良いと思います。また、病院によってはレセプトを外部に委託している所もあるみたいですから、そういう外部委託してくれる病院の医療事務スタッフさんは残業はまったくないみたいですよ。もし、残業ができない!というご事情があるならばそういう病院を探すのも手です。

病院よりも薬局がいいね!調剤薬局事務管理士ってどんな資格なの?

私達のようなメディカルクラークの主な仕事は2つあります。それは、患者さまに対する受付対応と診療報酬の計算の2つです。「この2つのお仕事のうち、どちらの比重が高いのですか?」と聞かれることがあるのですが、「病院やスタッフの数によって異なります。」というのが模範的な解答なのかもしれません。最近では医療の現場は分業体制が取られることが多くなりました。医療事務というのは言ってみるなら、なんでも屋でして、受付も掃除もお茶出しも、患者様との世間話のお相手もできなくてはいけないのですが、受付業務と支払い計算業務の両方を行う町のクリニックでさえも、完全に分業が浸透している分野があります。

それは診療と調剤です。一昔前は、医療事務スタッフがお薬の請求業務についても行うことが多かったのですが、現在ではほとんどの病院が診療報酬の請求業務と調剤の請求業務を分けています。これは医師が行う診療業務と薬剤師が行う調剤業務が分離されたことによるものです。

調剤薬局の事務というのはこのように医療の現場で分業体制が整ったことで、新しく生まれた仕事であると言ってもよいでしょう。調剤薬局の事務はお薬に関係する請求業務に限定されますので、経験が浅い方でも、また子育て中のお忙しい方でも十分勤まる仕事であると言われています。ただ、お薬に関係する請求業務に限定される、ということは裏を返せば仕事が限定されるということですから、お給料は医療事務と比べて安い所が多いですね。アルバイトやパートという形が多いのも調剤薬局事務の特徴の1つと言えるでしょう。

それでも、医療事務の資格を取ったあと、なかなかお仕事が見つからない方に限って言えば、調剤薬局事務の資格を取ることはメリットがあるでしょう。なぜならば、調剤薬局事務というのは未経験者でも比較的仕事が見つかりやすいからです。調剤薬局事務も立派な医療事務の経験としてカウントされますので、ここで経験を積んでから病院やクリニックの医療事務のお仕事にトライしてみるのも良いかもしれません。また、お子さんが小さかったり、家庭の事情がある方は調剤薬局事務の方が病院の医療事務のお仕事よりもプライベートの融通がきく、という声もありますよ。まあ、こちらは職場の雰囲気や方針にもよると思いますが、調剤薬局事務のお仕事を検討してみるのも良いかもしれませんよね。

絶対に病院で働く!採用時の志望動機に書くべきポイント

病院で働きたい!という意欲はあっても書類選考で落ちてしまう、資格は取ったのに、なかなか内定がとれない、面接時の雰囲気は良かったのに、どうしても採用に結びつかない・・・そんな方は結構多いんじゃないでしょうか?それもそのはず、病院の事務スタッフというのは欠員が出たとしても、その欠員に沢山の応募者が殺到します。特に地方の病院は非常に激戦。病院で医療事務スタッフとして働くのは昨今、難しくなってきていると言えるでしょう。そんな激戦を勝ち抜いてそれでも、内定をいただいた方はどういう方なんでしょうか?若い方が有利なの?いえいえ、そんなことはありません。キャリアを積んでいないと無理なの?いえいえ、未経験者でも内定をいただいていますよ。それならばどんな人が内定をいただいているんでしょうか?

実はそのカギは志望動機にあったんです。履歴書にも自己PR欄がありますよね。そして面接時にも志望動機を必ず聞かれると思います。その志望動機が非常に重要なのはこんなエピソードからも伺えるでしょう。最終面接に、20代の女性と50代の女性がやってきました。志望動機を伺ったところ、20代の女性は「小さい子供がおりますので、融通のきく勤務形態が自分とあっていると思いました。そして、こちらは自宅から近かったので応募いたしました。」と答えました。50代の女性は「実はこの病院には先月亡くなった母がお世話になっていました。母に対して受付の方や看護師の方、そして先生方も本当に暖かく、最後まで寄り添って下さいました。その暖かさに感動し、こういう病院で自分のスキルを磨かせていただきたいと思ったからです。」

医療というのは人の命を預かる仕事です。医師や看護師といった専門職は人の命を預かるという仕事に誇りを持ち、第一線で働いています。やはり、そういう専門職スタッフの姿勢や病院の理念というものに共感し、共に患者さんのために尽くしていきたい、と考えている方を職場に迎えたい・・・・普通の病院はそう考えると思います。資格を持っていることや、経験や若さというものは確かに重要ですが、それだけではないんですね。

病院で働きたい!内定が欲しい!と思うのであれば、是非、その病院のホームページを覗いてみて下さい。おそらく、そこには病院としての理想や理念が書かれていると思います。そこにある理想や理念に共感を覚えるのであれば、きっと採用されると思います。資格や経験というものがすべてではない、私はそう思います。

え?それが動機?医師と結婚したくて医療秘書になった彼女

医療事務の仕事をしている、と言うと必ず聞かれるのがこの質問。「ねえねえ、事務の女の子ってお医者さんと結婚出来るのかな?」うーん、この質問はかなりよく聞かれるのですが、何とも答えにくいですよね。

かつて同僚に「私は医者と結婚したいから医療事務になったの。」と堂々と述べていた人がいました。もちろん、新年会や忘年会といった医師の先生が集まる場には必ず姿をあらわして、「酔っぱらっちゃった~。」と言いながら、医師の先生にしなだれかかっていたことを思い出します。彼女は首尾よく、某先生とご結婚して寿退社をしましたが、でも、すぐに離婚してしまったそうです。

医師と出会いたい、と言うのであれば、確かに病院勤務は理想的な場所なのかもしれません。でも、医師は本当に、本当に忙しいんです。能力と体力と両方兼ね備えているという意味では「ああ、医師ってエリートなんだなぁ。」って思いますね。だって、診療をして手術をしてカンファレンスをして当直もして、それから学会発表の資料を作って、もちろん学会発表をして、その間に製薬会社の人からブリーフィングを受けて、出身大学で研究をして・・・・医師はよく体力がもつなあ、と。「こんなに忙しいわけだから、彼女さんや奥様はおさみしいだろうな。」と私は思います。

それから医師はそれほどお金がないような印象をうけます。確かに医師は高給取りですよ。でもね、彼・彼女は72時間勤務なんて平気でこなしてしまうわけです。私達事務スタッフは毎日ちゃんと家に帰り、蒲団の上で寝られます。ごはんだって栄養のあるものを食べられますよね。でも、医師は夜でも患者さんを相手にしているわけです。ある先生が「ははは、3日も風呂にはいってない!」と言うのを聞いたり、またある先生がカップラーメンを食べながら睡眠を取っているのを目撃したときには、「ああ、これだけ働いているのにお給料が1500万円しかもらえないのか。」と正直思いました。

医療事務をしていると「医師というのは本当に大変な仕事なんだ」という事が体感できます。医師というのは忙しくて、でもそれに見合ったお給料をもらっていないんだ、ということも良く分かります。医師と結婚しても、一部の開業医は別かもしれませんが、セレブな生活は出来ないんだ、ということも分かります。そういう医師の置かれている現実を理解したうえで、愛があれば結婚することもあるかもしれませんね。でも、もしかしたら、そういう現実を知らずに結婚した方が・・・・医師との結婚はうまくいくのかもしれません。

医療業界の適性をアピールしよう!未経験者のための志望動機の書き方

最近医事課で1人欠員が出ましたので求人を出したんです。おかげさまで沢山のご応募をいただき、私達としてはとてもうれしく思っています。

ところで、私は人事担当のスタッフと一緒に送られてきた履歴書をチェックしていたんですが、志望動機の欄をめぐってこんな会話をしていました。「やはり、もう少し志望動機をちゃんと書いてくれればいいんだけどな。」「そうですよね。どういう気持ちで応募しているのか伝わってこない人、多いですよね。」「うん、未経験者でも『医療の仕事がしたい』という熱意があれば、好意的に見られるのにな。」「確かに。」「あと、『患者さんのお役にたちたい』という文章も欲しいよな。」

そうなんです。履歴書の『志望動機』について、人事担当のスタッフも私もちょっと不満があったんですよね。誤字脱字がある方の履歴書はともかく、あまりにも内容がない方もしくは内容が薄い方が多かったんです。例えばこういう感じの方が多かったです。「私は医療業界の仕事は未経験ですが、医療事務の○○資格をもっています。子供がいるので週4日くらいの勤務を希望します。」

えー!これじゃぁ、ちょっと・・・・と思いますよね。医療の世界は、やはり「人」が第一なんですよ。患者さんも「人」ですし、医師や看護師や私達のようなメディカルクラークも「人」なんです。もちろん医療はサービスですが、そのようなサービスが物を媒介にするのではなく、「人」の手によって手渡される、それが医療の世界なんです。ですから、○○という資格がを持っている、ということよりも「人」が好きで、「人」の役に立ちたい、「人」を元気にしたい、というそういう情熱が大切なんですよね。この「情熱」については医療業界でキャリアを積みたいと思った人に絶対に必要なものですし、この「情熱」の有無がこの業界の適性なんだと私は思います。

私の意見で恐縮ですが、まあ、志望動機には「患者さんの役に立ちたい」とか「患者さんが来院しやすい環境を作りたい」とか「人」が見えてくるような一文が欲しいですよね。自分が医療事務スタッフとして適性があること、医療業界の常識を少しでもいいから勉強していること、そういう所が見える志望動機はポイントが高いですよ。

独学で病院の事務スタッフになりました!努力とそして・・・

私の働いている事務課にAさんという方がいらっしゃいます。彼女は非常に優秀なスタッフでして、おそらく我が事務課で一番仕事が出来ると言っても過言ではありません。そう、誰もが一目置くAさんなんですが、彼女は何と独学で資格を取得しているんですよ!ある日、ランチを食べながら「医療事務の資格をどうやって取ったの?」という話になりました。Aさんは通信講座にも通学講座にも通っていない、と答えたので私は大いに驚いたものです。

Aさんは「やはり、時間と経済的な問題が独学で資格を取ろうと思った一番大きな動機でしたね。」と言いました。「通信講座は高いって思ったんですよね・・・ちょっと余裕がなかったものですから。」確かに、通信講座は高いです。大体5万円くらいから講座自体はあるんですが、5万円は高い!と私も思います。

もともと、Aさんはご主人の転勤でこちらの地方に移り住んだんだそう。転勤が決まって、Aさんはもともとお勤めしていた会社を辞めなくてはいけなくなりました。「だから、何としてでも転勤前に資格を取っておきたかったんです。通信講座は開始出来る日が決まっているものが多かったし、私としては1日も早く資格を取りたい!って思ったものですから。」とAさん。

独学は時間とお金の節約になりましたが、デメリットもあったそうです。「医療事務の資格によっては資格試験を受験する条件として、指定された通信講座や通学講座を受講するというのがあるんです。通信講座も通学講座も使わない独学だとそういう資格はとれません。私は『受験資格がない講座』に絞って勉強しました。」なるほど、独学だと受験できる資格試験が限られるのね。「それから、一番難しかったのは独学で診療報酬の点数表や計算を理解することでした。通信講座や通学講座だと先生に質問出来ると思うんですが、独学だと出来ませんよね。」なるほど、それはちょっとハードルが高かったかもしれませんね。

「独学で何とか資格を取ってみたんですが、就職活動も難しかったです。通信講座は修了者には仕事紹介の制度があったり何かと手厚いんですよね。独学だと自分でハローワークに行かなくてはいけなかったりして、厳しかったです。」でも、独学での資格取得は面接でもアピールポイントだったに違いありません。独学は大変そうですが、やってみる価値はありそうですね。

クリニックに電話が!メディカルクラークの電話術について

同業者である医療事務スタッフと話をすると、大規模病院と小さなクリニックの違いということがよく話題に出ます。例えば大学病院など大規模病院に勤務しているメディカルクラークたちは実に、仕事が細分化されていて、1日中診療報酬の点数を計算しているスタッフもいれば、1日中受付対応をしているスタッフもいます。小さなクリニックですと、受付対応や報酬計算に加えて、アルバイトでいらしている医師の先生にお茶をお出しすることや患者さんのお靴をそろえることもお仕事に入っている、言ってみるならばマルチプレイヤーもいます。私は地方の中核病院で仕事をしておりますが、大学病院とクリニックのちょうど中間にあたると思っていただいていいでしょう。つまり、事務スタッフは各自の仕事をする一方で、他のスタッフが忙しいときにはその仕事を手伝ったりします。

そうそう、小さなクリニックにお勤めのAさんが大学病院にお勤めのBさんに言ったことが印象に残っています。「いいなー。大きな病院だと、電話対応のスタッフがいるでしょう?私は電話の対応が本当に苦手なんだよねー。」分かるわ!分かります!という声の合唱でしたね。やはり、みなさん電話の対応が苦手でした・・・私もそうなんですけどね。電話対応の難しいところは、やはり顔の見えないところで多岐にわたる質問に答えなくてはならないことでしょう。大学病院になると、患者さんも電話で専門的な情報を求めていらっしゃいますので、電話担当となると分厚いマニュアルを読み込む必要があると言います。

小さな病院ですと、受付の時間やアクセスの方法、混雑状況、担当の先生のお時間や予防接種の予約などがお問い合わせとして多い印象を受けます。もちろん、医療的な知識が必要なご質問については医師の先生や看護師さんに替わっていただきますけど、医師や看護師は本当に診療時間中は忙しいので、なかなか電話に出られなかったりしましから結構気をつかいます。医療事務スタッフの多くは良く聞かれる質問については自分なりのマニュアルを作っている人が多いですね。このような事務スタッフのマニュアルはスタッフ全員で共有しておくと便利です。

お引き取り下さい!メディカルクラークに向いていない人について

この間、医療事務の専門学校生が私の働いている病院に見学に来ました。若い学生さん達が真剣に現場を見て学んでいる様子は可愛らしくもあり、また自分が若い頃の事を思い出して少し甘酸っぱい気持ちになりました。みなさん、これからもがんばって勉強して、素敵な医療事務スタッフになってくださいね。

さて、学生さん達からいくつか質問を受け、その中の1つに「医療事務に向いていない人ってどんな人ですか?」というものがありました。なかなか面白い質問ですよね。「向いている」人についての質問はよく受けるのですが「向いてない」人についてはなかなか考えた事がありませんでした。

基本的に医療事務に向いている人というのは「医療業界に興味と関心がある」「対人スキルが高い」という2点があるのではないか、と私は思います。やはり、国家資格ではない医療事務という「資格」だけを手に、医師や看護師という専門職の方と対等に意見交換をする必要があるわけですから、医療に興味と関心を持って常に新しい知識を貪欲に吸収する人を現場は求めているのです。また、医療というのは人相手のお仕事で、患者さんや同僚のスタッフとちゃんとコミュニケーションをとる事が本当に大切なんです。ですからこの2点が医療事務スタッフとして「向いている」人と言えるでしょう。

では「向いていない」人ってどんな人でしょうか?それは「医療業界に興味と関心がない」そして「対人スキルが低い」という事に尽きると思います。例えば、よくあるパターンがお医者様と結婚したくて事務スタッフになる方ですね。これはあまりにも仕事に関心が向かず、お医者様にばかり興味と関心を向けるので・・・・同僚のスタッフにはすぐに分かってしまいます。また、「家庭と両立が出来るから」という理由で医療スタッフになる子育てが終わった主婦の方なども問題です。医療に興味がなく、単に私生活と両立したいだけでお仕事をされても、困るのは患者さんと同僚ですから。こういう方達はやはり対人スキルについても低いように思えます。

しかし、私の経験ですが、「向いていない」人であっても、その方自身の努力や周囲の環境の影響で「向いている」人に変わる可能性があるんですよね。人間は変わりますから!ですから、「向いている」「向いていない」ということではなく、その人が医療事務スタッフとして「向いている」人として「変われるのか」という事が大切なのではないか、と私は個人的には考えています。

キャリアとしての医療事務!メリットとデメリット

個人的に、最近の若い方って私達の若いときよりもしっかりと自分の将来を見据えて「どんな仕事につきたいのか?」と真剣に考えている方が多いような気がします。やはり日本の経済状態が悪くなっている現状を反映しているのでしょうか・・・・若者にはもっと夢みたいなことを語って欲しいと思う反面、堅実な将来設計を立てている若者の皆さんを偉いな、と思ってしまいます。

私の仕事である医療事務。他の事務職と比較してちょっと違う所があります。まず、医療事務というのは医療業界の職種で有りますが、他の専門職の皆さんとは違い国家資格ではありません。例えば医師の先生方は医学部に入ってから国家試験を経て実務につきスキルを磨いていくわけです。それに対して、医療事務の資格というのは学歴も不問ですし、また資格自体は民間の認定資格であり、医師や看護師のような「人の命を預かる」スキルではありません。もちろん、医療事務は医療保険の制度を駆使して患者様のお役に立っているわけですが、そもそも「人の命を預かる」という医師や看護師とは同じ土俵に立てないわけです。また、医師の先生方をはじめ医療専門職の方は病院にとって「いないと困る」「いてもらわなくては困る」という存在ですよね。でも、私達のような医療事務職については「替わりがいる」ということは昔から指摘されていることです。

それでは、メディカルクラークのメリットとは何でしょうか?私は、医療事務のキャリアを積んでいくメリットは2つあると考えています。1つめは「医療保険制度のプロである」ということです。医師や看護師はキュア(治療)の専門家かもしれませんが、保険制度についてはあまり知りません。私達はこの保険制度のプロである、ということが医療事務のキャリアの要であると思います。2つめは「患者さんとの最初の窓口である」ということです。病院にいらっしゃった患者さんが最初にコンタクトを取るのは私達事務スタッフです。もちろん、私達は患者さんの状態について医学的な知識を持っていません。でも、患者さんの服装や様子、呂律がまわっているのか、顔色などからいくつもの情報を入手することが出来ます。このファーストコンタクトを大切にすることは、意外と医療の現場ではないがしろにされていることが多いのですが、これからのメディカルクラークはこのような点に注意してお仕事をすることが、自分のキャリア形成につながるのではないかと考えています。